春に向けて、試作の日々。
本日は自家製粉の米粉で作る豆乳蒸しパン。



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タンボロッジ
の料理長・大屋敏男さんが考案した

『乳製品・卵・小麦・ベーキングパウダーなどの添加物不使用』の

豆乳メレンゲで作る米粉シフォンのレシピのアレンジです。



本家様のレシピは型に入れて、オーブンで焼くものなのですが、

今回はちょっと大きめのシフォン型に入れて、蒸し器にポーンと入れただけ。



卵も、ベーキングパウダーも使わないのに、

ちゃんと気泡がでていて、ふんわりとした優しい食感になっております。

甘さを加えなければクイックブレッドとしても活躍しそうですね。



断面はこんな感じになりました。


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今回は自家製粉の石臼挽きの米粉を使ったので、

『こめっ粉40』で作るよりもやや重め、粗目の仕上がりに。



米粉は製粉方法によって、使い心地が全然違う奥の深い世界なのですが、

ハルディンのお菓子は、イチ(素材)から作る!がモットーなので、

粉も、豆乳も自家製のものをなるべく使いたいと思っています。




美味しい料理は、何を置いても

『新鮮な素材から、時をうつさず』。


クッキーなどの焼き菓子も、

素材や焼いた後の鮮度を大切にしています。



発酵や熟成するものについては例外です。

事前発酵や事後発酵によって味に深みが出たり、

消化が良くなったり、栄養素が増えたり、

発酵はいいことづくし♪



熟成とともに味がなじみ、一体となる美味しさも、

また好きです。

この話はまたの機会に詳しく書けるといいな。




豆乳メレンゲの生地。

今までもずっと自家製粉の米粉でたらいいと思って挑戦してきました。

当初は製粉方法がまったく違うため、

なかなか思うようにならず、最近ようやく安定してきました。



ケーキのリクエストはいただいても、

材料や私自身のこだわりから

なかなか提供するのが難しかったのですが、

今年は少しずつ普段のラインナップにも加えていこうと思います。


天日干し、自然栽培のササシグレなので、

敏感な方にも安心してお召し上がりいただけます。




その前にもう一つ、この生地でケーキを作るには大切なことが!

つやつやふっくりしている大豆が今度の主役。

というわけで、次は自家製豆乳で作るメレンゲに挑戦です。



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実は、手作り豆乳でのケーキ作りには

すでに何度か挑戦してみたのですが、中々うまくいきません。

豆の状態や、その日の火加減、水加減で

豆乳の濃さがすぐに変わってしまうのですね。
 

でもそれと同時に、

手作り豆乳で作ったケーキの味はすごく美味しい!

ということもわかりました。

作りたての手作り豆腐も美味しいですものね。



是が非でも、美味しいケーキを作りたい!

研究はまだまだ続きます。